目指せ一発着火!ファイヤースターターの使い方
ファイヤースターターの利点は?
キャンプ上級者を中心に着火アイテムとして取り入れられているファイヤースターターは、ブッシュクラフト感が強く、少し不便な道具を使って火がついた時の達成感を味わう事ができます、そしてキャンパーにとって火を確保するための最後の砦ともいえるアイテムでもあります
ファイヤースターターの利点は金属ブロックなので水濡れ、湿気、気温、経年劣化も関係のないことです、着火用品の1つとしてライター・マッチがありますが、放置保管している間にガスが抜けてしまっていたり、湿気でボロボロになってしまうことがあります
水に濡れても拭けば使えますし、燃料切れなどの恐れもないので、1つ持っていれば長く重宝できることから防災グッズとしても注目されています
*火花を飛ばすたびにマグネシウムの棒が削れていきますので、永久に使えるというものではありません
※画像はLIGHT MY FIRE(ライトマイファイヤー) ファイアースチールスカウト2.0 アーミーOrange
ファイヤースターターの使い方は?
それではファイヤースターターの使用方法を順を追って解説します
まず購入したばかりのファイヤースターターにはは黒皮がついているものが多くあります、この黒皮がついたままだと火花が散りにくいので、あらかじめ削る刃物部分(ストライカー)で下地の銀色が出てくるまで削っておきましょう
①火口にマグネシウムを削り落とす
まず火種となるものの上に、マグネシウムを削り落とします
削る刃物部分はストライカーと呼び、ギザギザしている箇所でマグネシウム粉末を作りましょう
この時マグネシウムの粉は1ヶ所にまとめておく方が着火しやすくなります
*ポイントは多めにマグネシウムの粉末をつくっておくことです
少量のマグネシウムで火をつけたい場合はティッシュを火口にします
②ストライカーとマグネシウムを擦って火花を出す
ファイヤースターターはこすりつけた摩擦で金属の一部を削り、その時に生じる摩擦熱によって発火させる着火具です
摩擦熱ですので、火打ち石の様に叩くよりこすりつけた方が発熱効果が高くなります
まずストライカーは出来るだけ同じ位置で固定して、マグネシウム棒本体をストライカーのギザギザではない部分に当て、手前に引いて火花を散らします
※この時、ワンアクションで決めようとせずに上下にノコギリを引くように何度も擦ると上手く火花を飛ばしやすいです
火花がとびますので、それを最初に削り落としたマグネシウム粉に飛ばします
*着火させる対象の火口が湿っていると、火をおこすのはかなり困難になりますのでしっかりと乾燥しているものを使用しましょう
アルコールバーナーへの着火時はマグネシウム粉末をつくらず、アルコールバーナーに直接火花を散らします
アルコールバーナーへの着火の場合は、バーナーの転倒など危険が伴いますのでストライカーの位置が極力動かないようにしっかりと手を固定しマグネシウム棒本体を手前に引くようにしましょう
③火を大きくする
マグネシウムが作る火花はかなり強力ですので火を移し取るのは燃えやすい物なら何でもOKです
火口に点火すればあとは火がつきやすい小枝などの小さなものから、大きなものへと順に火を移してゆきます
しっかりと練習を!
初めてファイヤースターターを使うという方は、いきなり発火させるのは相当難しいと思います
手に入れたらキャンプ本番までに、落ち着いた環境でしっかりと練習しておきましょう