光量からみるランタンの選び方 基礎知識
ランタンは夜のキャンプを何倍にも楽しく快適に、そして最高の空間にしてくれます
出典:https://www.snowpeak.co.jp/
ソロキャンプにはどのようなランタンが適しているのでしょうか?
目次
ランタンの種類と明るさの単位
ランタンの種類には以下の3種類があります
- ガソリンランタン
- ガスランタン
- LEDランタン
- キャンドルランタン
それぞれ明るさの単位が異なりガソリンはキャンドルパワー、ガスはルクス、LEDはルーメンです
- ルーメン(Lm)=光源の明るさ
- ルクス(Lx)=光で照らされた場所の明るさ
- キャンドルパワー(CP)=だいたいろうそく1本分の明るさです
参考:ワット(w)→ルーメン(Lm)変換表
ランタンの種類それぞれの特徴は以下の通りです
ガソリンランタンの特徴
燃料にガソリンを利用するランタンで、全ランタン中最も大きな光量です
燃料のランニングコストに優れ、寒冷地でも安定したパワーを発揮します
しかし、ポンピングと呼ばれるガソリンの気化作業が必要で、本体価格が高く、メンテナンスもしっかりしないといけませんので玄人向けといえます
ガスランタンの特徴
ガスはアウトドア用っぽいOD缶と呼ばれるものと、ホームセンターなどで売っている家庭用のCB缶を使う機種に分かれ、両方使える物もあります
大型のガスランタンは十分にメインランタンとなりえる明るさがあり、ガソリンランタンに比べメンテナンス等がほぼいらず、非常に取り扱いが楽ですが、燃料代が高くつく傾向があります(OD缶)
LEDランタンの特徴
パワーはガソリン、ガスに劣るものが多いですが、ランニングコストが安く、熱くならないので安全で取り扱いが非常に楽です
最近では大光量のモデルも発売されメインランタンとしても使用できるものもあり、比較的安価で手に入るのも特徴です
火傷や火災のリスクが低いので安全面から、全てLEDランタンで揃えるキャンパーも増えてきています
キャンドルランタンの特徴
燃料にロウソクを使用するランタンで、光量はもっとも小さいのですが、味わいのある雰囲気で、故障がほとんどありません
テント内や、テーブルランタンとして使用し、ゆらゆらとゆれる炎の様が人気です
コンパクトなので、非常用に持っておくのも良いかもしれません
次にランタンは使用シーンによりそれぞれの役割がことなります
使用シーン毎のランタンの役割
- サイトの横に吊るすメインランタン
- テーブルの上に置くテーブルランタン
- テントの中に吊るすテントランタン
必要な光量は、メインランタン>テーブルランタン>テントランタンとなっています
ソロキャンプの場合は1つか2つでも十分で、光量の大きいランタンをメインランタン・テーブルランタンとして共用し、光量の小さいものをテントランタンとするのがよいでしょう
シーン毎のおすすめ光量
ランタンに何を求めるかによってもどの程度の光量を選択すべきかが変わってきますのでおおよその目安にして下さい
- 屋外で使うメインランタンには200ルーメン以上
- 手元を明るく照らすテーブルランタンには100ルーメン以上
- 持ち歩きやテント内装飾には100ルーメン未満
参考:部屋で使用する明るい60w電球はだいだい800ルーメン
ソロキャンプではある程度ランタンの共用も可能ですので150〜250ルーメンくらいの光量のものと、キャンドルランタンのような低光量のものがいいのかなと思います
燃料は出来る限り統一する
燃料は出来る限り統一するよう心がけましょう
バーナーはガソリンなのに、ランタンはガスとLEDなんてことにならないよう、この場合ガスランタンはガソリンランタンにすべきです
燃料を出来る限り統一すれば、荷物も減りますし、互換性も出ます
あなたにあったランタンを
快適な光を届けるだけがランタンの役割ではありません
ガソリンランタン、ガスランタン、LEDランタン、それぞれのランタンの独特の明かりが、日常では味わえない空間を作り出し、安らぎを与えてくれます
あなたにあったランタンをじっくりと探してみて下さい