solostove ソロアルコールバーナーの静かな炎を楽しもう
アルコールバーナーの特徴とメリット
アルコールバーナーから出る静かな炎はとても心地よく、キャンプでの雰囲気を充分に盛り上げてくれます、また決して強いとは言いませんが、風の影響さえ受けなければ安定した火力を確保することができます。
着火した直後は火力が弱いのですが、本体が過熱してくるにつれ火力は強くなっていきます。
また、構造がシンプルなので、取り扱いが簡単、使い方は本体に燃料を入れて着火するだけで故障もほとんどありません
燃料もドラッグストアやホームセンターなどで容易に安く手に入れる事が出来るといったメリットもあります。
※燃料にはエチルアルコール、メチルアルコール等が使用可能です。
※燃焼時は明るい場所で炎が見えにくいので、やけどには十分注意してください
アルコールバーナーのデメリット
ガスやガソリンバーナーと比較してしまうとデメリットとなる部分もいくつかあります。
まず本体だけであればコンパクトで軽く携帯性に優れているといえるのですが、比較的に燃費が悪い、というよりも火力が弱いため、沸騰するまでに時間が掛かり燃料の消費量がかさんでしまいます。
結果、燃料を携帯する量が増えてしまい、ガスやガソリンよりも重量が嵩む場合があるのです。
また、本体にはゴトクが付属していないものが多い為、別途でゴトクや風防を用意する必要もあります、これらを含めて考えるとメインで使用するとなればかえって荷物が増えてしまうような事もあります。
次にそよ風であっても風にあたると火力が低下してしまいます。
よほどの強風でない限り火が消えてしまうまでの事はないのですが、燃料の消費がかなり早くなってしまいますので極力「無風」を保てる状態で使う必要があります。
solostove ソロアルコールバーナーの特徴
こういったデメリットもある事を踏まえつつ、ここからSOLO STOVE 社のソロアルコールバーナーについて紹介していきます。
[サイズ]重量100g、W74mm×H46mm
使い込む程に味の出てくる真鍮製、蓋に入ったSOLO STOVEのロゴマークも格好よくて、結構高級感の漂う見た目です
まず単体で使用する場合ですが構造がシンプルな分、他メーカーのものと火力や燃焼効率、サイズなどに大きな差は無いように思います。
特徴としては、消火蓋に火力調整弁が備わっていて蓋の開き具合で、燃焼調整をする事ができます。
この消火蓋には取っ手が付いていますので、火力調整弁の開閉や消火作業がやり易くて結構便利です。
また、蓋には太めのパッキンが付いていて、しっかり閉めれば燃料入りでも漏らさずに携帯する事ができます。
※アルコールを残したままでキャップを締め過ぎると開かなくなってしまう事があります。
単体で使用する場合には、それ程火力が強くないので鍋料理などの保温や、ゆっくりとコーヒーを淹れたいときなどのちょっと使いに向いています。
ちなみに、アルコールを本体の8分目まで入れると無風の状態で40分程度使用することが出来ます。
またその静かな炎は、眺めているだけでも心がなごみとても魅力的、雰囲気を高めるために携帯するのも良いと思います
※単体で使用する場合にはごとくが別途に必要となります。
ソロストーブとの併用
ソロアルコールバーナーは、同社のソロストーブと合わせて使用する事でより実用的になります。
参考:こちらで詳しく紹介しています
まず本体は、ソロストーブ内部に収納しておくことができるのでかさばる事はありません。
風防・ゴトクとして使用した場合、二重構造による二次燃焼が火力を格段に高めます、その分燃料の消費は早くなってしまうのですが、素早くお湯を沸かしたり、簡単なものであれば炒め物などの調理も可能になります。
※ゴトクが邪魔をして火力調整弁の開閉が出来なくなり、火加減の調節が難しくなってしまいます。
また、アルコールバーナーを使用した場合にはクッカーにすすがつきにくく、設置・撤収も簡単なのでちょっとした使用にもとても便利です。
ソロアルコールバーナーの下にスペーサになる物を置いて、アルコールバーナーとクッカーとの距離を4cm弱とると熱効率が上がるようです。
まとめ
軽量、コンパクトで扱いやすいけどメインの火器として使うには少し心許ない、そんな可愛いアルコールバーナーですがちょっと使いやのんびりキャンプには大活躍してくれること間違いありません。
ソロストーブの燃料である自然の小枝や木が雨に濡れて使用できない時などの臨時の補佐熱源として持っておくたけでもかなり心強いと思いますよ!
小さいのに高火力!ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
コンパクトなのでどんな場所へでも気軽に携帯できて、手軽にお湯を沸したり調理をする事ができる、本体にガスカートリッジをセットするだけですぐに使う事ができる、といった「扱いやすさ」が魅力のシングルガスバーナー。
そんな中でも加熱能力が高く、屋外での使用時に心強い耐風性能を備えた大人気のシングルガスバーナーがイワタニ (IWATANI)カセットガス ジュニアコンパクトバーナー です。
本体はコンパクトに収納出来る上、展開も簡単なのですばやく準備する事が出来ます 。また、安価で入手しやすいカセットボンベ缶(CB缶)タイプですので移動先での燃料調達もしやすく、まさに気軽に携帯しやすいバーナーといえます。
ジュニアコンパクトバーナーの特徴
メーカーである岩谷産業はその高い加熱能力を「1Lの水を沸騰させるのに約4分」とアピールしています、まずは火力について紹介していきます。
火力について
炎がトーチランプのようなセンターへの集中タイプなのに加え、風防ごとく構造でゴトクがバーナーを取り囲むように配置されているため風にも強く高い火力を維持してくれます。
[燃焼に関する製品スペック]
最大発熱量:2.7kW(2300kcal/h)
ガス消費量:約194g/h
連続燃焼時間:
イワタニカセットガス使用時約120分
イワタニカセットガスジュニア使用時約40分
※気温20~25度のとき、強火で断続使用したときの目安時間
高い加熱能力をもつジュニアコンパクトバーナーですが、木やプラスチックのテーブルの上で使用しても置いた場所が焼けたり、溶けたりすることなく使用することができました。
様々なシチュエーションが予想されるキャンプにおいて、使用する場所を気にせず安心して使えるバーナーです。
また、自動点火装置が装備されていますので、ガス栓を少し開け、自動着火装置をプッシュすれば簡単に着火する事ができます。
安定性について
重心が低くゴトクも大きめ、ガスカートリッジを横に装着するため、低い位置の安定した状態で調理などを楽しむ事が出来ます。
一体型のシングルバーナーはガスカートリッジの上に取り付けるものが多く、それらの製品に比べると、イワタニのカセットガスジュニアバーナーは、ガスカートリッジが土台の補助ともなり安定感の高いバーナーといえます。
耐荷重については、1.5kgの溶岩プレートに500g程度の食材を載せて(合計2kg程度)も安定して調理できるようです。
携帯性について
次にサイズですが、収納の際本体のごとく部分4本と脚3本は全て折りたたむ事ができます、収納時のサイズは、W82×D68×H109と非常にコンパクトになり、まさに手の平サイズのバーナーです
もちろんガスカートリッジは別に携帯しなければいけませんが、コンビニやスーパーで安価に手に入れやすいCB缶仕様なので現地調達が容易なのもメリット
[サイズに関する製品スペック]
展開時サイズ:W155×D155×H127mm
※カセットガス未装着時
収納時サイズ:W82×D68×H109mm
重量 :274 g
燃焼力・安定感・携帯性とどれも高い性能をもつのですが、デメリットというか苦手な分野も紹介しておきます。
ジュニアコンパクトバーナーのデメリット
まずトーチランプのように炎が一点に集中してまっすぐ上がるために鍋の中央部分だけが熱せられやすくなります。
煮物やお湯を沸かす場合にはコツなども必要なく問題なく使えるのですが、飯盒などで飯を炊くと炊きムラがでやすくなってしまいます。
特に底の広いステンレス製のクッカーだと全体に熱が伝わりにくく、ムラがでやすくなりますので、アルミ製のクッカーをオススメします。
☆直火を和らげるために金網や鉄板を五徳の上に乗せて使用する場合、あまり大きなものを使うと輻射熱でガスカートリッジや火力調節つまみが熱くなり非常に危険ですので、ごとくの幅と同じ位のサイズのものを用意してください。
また、ごとくがバーナーを囲うように設置されている事から、焼き網等なしでクッカーを載せる場合、底の周径が90mm程度はないと安定しにくいようです。
まとめ
以上、イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー についての特徴とメリット、デメリットそれから使用感について紹介してきましたが、燃焼力・安定感・安全性・携帯性とどれをとっても優れ、大人気の理由を垣間見ることができます。
ちょっと外出したときに景色の良い場所を見つけたら気軽にお湯を沸かして熱いコーヒーを飲む、なんて最高ですよね。
驚くほど軽い!Helinox ライトコットでキャンプを快適に
コットについて
コットはキャンプでの睡眠をもっと快適にしてくれる簡易ベッドです。
使用する事で、地面と背中の間に空間ができるので熱がこもりにくく、直接冷気を受けることもありません。
また、石や岩などゴツゴツした地面の凹凸や、エアーパッドや銀マットでは身体が滑ってしまう様なちょっとした斜面なども気にせず安眠する事ができます。
このようにあらゆる地面の影響を受けにくい寝心地を得ることができるいい事ずくめの道具といえます。
・・・といってもベッドをキャンプ場に持って行くなんて、、なんか物凄く大がかりな事のように感じますよね?
これまでのものは重量が5~10kgもあった為、本当に大がかりな事だったんです、移動方法や使用場所はかなり制限されていました。
軽すぎるライトコット
ヘリノックス(Helinox)のシリーズの中でも最軽量のモデルでもあるライトコットは本体重量がたったの1200gととにかく軽いんです、子供でも、片手でも、楽に持ち上げられるほどです。
もちろん重量に見合って、収納サイズもとてもコンパクトになっています。
[収納時スペック]
スタッフバック込重量:1260g
収納サイズ:Φ130mm×H530mm
これではサイズ感がわかりにくいので、直感的にわかりやすい画像をお借りします、コンフォートチェアにちょこっと乗る姿はたしかにコンパクトです、それから見た目も格好いいですよね 。
そのぶん組み立てた後の本体が凄く小さくなってい、ません。
本体サイズは600mm×1850mm×130mmと安心して眠れるサイズになっています
☆使用する人の体型・体格によっては幅が狭く感じたり、腕が横フレームの上に乗ってしまうという方もいるようです
ヘリノックス コットワン (680×1900×160mm)や、コットマックス(2100×750×160mm)といったシリーズ展開もされていますので体型・体格にあったものを選んで下さい。
軽量なのに高い耐荷重
さらに耐荷重が120kgとしっかり身体を支えてくれるのも凄いところです。
ラインナップ全般にいえることですが、驚くほどの軽さの割にどれもオーバースペックとも思えるほどの耐荷重を備えていて、相当な安心感・安定感があります
主に眠る際に使う道具として、この安心感は重要ですよね、、超高力アルミの技術を応用して真剣に作っているからこそできる技だと思います。
☆ちなみにヘリノックス(Helinox)は、世界の名だたるアウトドア・ブランドにテントやトレッキングポールを供給する合金加工のリーディング・カンパニー「DAC社」がその高い技術力や洗練されたデザイン力を生かして2009年に立ち上げたアウトドア・ファーニチャーです
細かくみると、脚フレームに使用されているポールは断面が四角くなっていて、捩れ防止、強度の確保がされています
*フレーム材質には軽量&超強力- DAC TH72M合金を使用
寝心地はどう?
寝心地に大きく影響するのが生地のテンションです。
ライトコットももちろん十分なテンションが確保されていて、横たわると生地が適度に沈み込むので(もちろん地面やフレームに身体が当たる事はありません)体重を分散して受け止めてくれます。
座ったり、あぐらをかくなど部分的に荷重がかかった場合でも、いくらかの沈み込みはありますが、中央部でも両端でも傾いたりする事もなく、かなりの安定感がありチェアの代わりとしても十分使用することができます。
また、生地はストライプ状に細かな凹凸がありベタつきにくくなっています。
シンプルな組み立て作業
これもヘリノックス製品全般にいえることですが、組み立て作業がとてもシンプルで直感的に組み上げることができます
組み立て作業にかかる時間は、慣れれば1〜2分程度です。
まずスタッフバッグの中身ですが
ショックコード付の脚:4本
ショックコード付サイドフレーム:2本
生地:1枚
サイドフレームは5分割されていますがショックコードで繋がっていますからこれに任せて2本のポールに、これを生地の両サイドにあるホールに通します。
☆組み立てる上で唯一、コツがいるとすればこのポールを生地に通す作業くらいです。
次に脚フレーム、これもショックコードにお任せでジョイントし、サイドフレームにパチンと取り付けるだけで完成です
爽快とも感じるこの組み立ての作業構成こそが、ヘリノックス製品の人気を後押ししているのは間違いありません。
念のため、生地裏面には組み立て方が図説されているので間違いなく組み上げることはできると思います。
まとめ
超軽量でコンパクトに収納できるコットってよく考えたら凄いことですよね。
自然の中どこへでも気軽に快適なベットを持ち込み、設置できるなんてどう考えても楽し過ぎますから!
銀マットのことを悪く言うつもりはありませんが、比較しても明らかにコンパクトに収納できてソロキャンプ、バイクツーリングからもちろんオートキャンプまで移動の手段やキャンプスタイルを問わず、快適な眠りを得られるヘリノックスのライトコット、所持しているテントに収まるかどうかだけ確認して是非検討してみてはいかがでしょうか?
ヘリノックス コンフォートチェアでキャンプをおしゃれに楽しもう
製品の特徴
ヘリノックス(Helinox) コンフォートチェアは、使用する場所をキャンプ場に限らず、家の中やベランダなど幅広く使えるように、よりカジュアルにファッション性を追加したモデルで、ヘリノックスのスタンダードモデルでもあるチェアワンとフレーム構造(使用しているフレームは、ヘリノックスのメーカーDAC社製)やサイズ、耐荷重などは殆ど同じなのですが、座面の高さがチェアワンと比べて低くなっています(△7cm)、また座面の生地が全面コットン風なっていてメッシュ素材が使われていません。
この座面、帆布のような質感ですが、実は全面しっかりとしたポリエステル素材になっていて、水に強いアウトドア仕様、そしてチェアワンと同じく吊り下げ式シートで、まるでハンモックのようにつつみこまれる感覚の非常に快適な座り心地となっています。
その分メッシュ素材を取り入れているチェアワンと比べて総重量は20gほど重くなっていますが、それでもわずか980gと収納状態でも1.0kgを切る「超軽量チェア」といえます。
[スペック]
使用時サイズ:W52cm×D53cm×H67cm
収納時サイズ:Φ13cm×H40cm
座面の高さ:25cm
表面加工:フレーム アルマイト加工
本体重量:900g
収納時重量:980g
耐荷重:145kg
※座り心地や作業性については、チェアワンの記事を参考にして下さい
スタッフバッグについて
スタッフバックはチェアワンと異なり座面と同じコットン風の生地に革のパッチや真鍮の留め具が装飾されており、形状は巾着型になっていて可愛めの仕様なのですが、本体使用時にチェアワンのようにフレームに引っ掛けておくことができません。
また、少し収納がしにくいといった声もあるようです。
カラーバリエーション豊富
スタンダードカラーは全8色とバリエーションがとても豊富になっています。
色あいは以下のカラーサンプルのとおり、ブラックやスチールグレー、ベージュのような落ち着いたものから、ラグーンブルーやシトラスイエローのような爽やかなものまで様々です、使う場所にあった色、自分好みの色を見つけましょう
[ブラック]
[スチールグレー]
[レッド]
[オレンジ]
[ベージュ]
[ラグーンブルー ]
[シトラスイエロー]
[ロイヤルブルー]
アクセサリーの紹介
気温の低い季節には、チェアのシートに装着し、保温力を高めるダウン中綿入りの温かいインシュレーションカバー、ヘリノックスシートウォーマーがおすすめです。
こちらもレッド、シトラスイエロー、ラグーンブルーと3色がラインナップされています。
[レッド]
[ シトラスイエロー]
[ラグーンブルー]
人気ブランドとのコラボ製品も多数展開
コンフォートチェアはこれまで、ヘリノックス × BEAMS、ヘリノックス × Neighborhoodなどの人気ブランドとのコラボレーション製品も数多く展開しています。
どれも非常に人気が高く入手するのは難しいと思いますが、再販などもありますので欲しいコラボモデルがあれば頑張って探してみてください。
以下、現在確認できるコラボ、限定品を紹介しておきます。
ヘリノックス × SUPERIOR-LABOR限定コラボセット
妥協のない職人の手で作り上げるシュペリオールレイバーとのコラボレーション、このセットでしか手に入らないデニム調の限定カラーです。
A&Fカントリー別注 コンフォートチェア 数量限定カラー
A&Fカントリー直営店でしか手に入らない生産数限定カラーで、下のカラーサンプルの様に、和の色味をモチーフにしています。
[SAKURA]
[MATCHA]
まとめ
アウトドアでもリビングでも使えるおしゃれな雰囲気を持ったコンフォートチェアは、カラーバリエーションが豊富なので他の人と被りにくく、あなたの個性を出す事ができるはずです。
大好きな色で快適な座り心地のコンフォートチェアを手に入れてキャンプや自宅でのリラックスした時間を思い切り楽しんで下さいね。
目指せ一発着火!ファイヤースターターの使い方
ファイヤースターターの利点は?
キャンプ上級者を中心に着火アイテムとして取り入れられているファイヤースターターは、ブッシュクラフト感が強く、少し不便な道具を使って火がついた時の達成感を味わう事ができます、そしてキャンパーにとって火を確保するための最後の砦ともいえるアイテムでもあります
ファイヤースターターの利点は金属ブロックなので水濡れ、湿気、気温、経年劣化も関係のないことです、着火用品の1つとしてライター・マッチがありますが、放置保管している間にガスが抜けてしまっていたり、湿気でボロボロになってしまうことがあります
水に濡れても拭けば使えますし、燃料切れなどの恐れもないので、1つ持っていれば長く重宝できることから防災グッズとしても注目されています
*火花を飛ばすたびにマグネシウムの棒が削れていきますので、永久に使えるというものではありません
※画像はLIGHT MY FIRE(ライトマイファイヤー) ファイアースチールスカウト2.0 アーミーOrange
ファイヤースターターの使い方は?
それではファイヤースターターの使用方法を順を追って解説します
まず購入したばかりのファイヤースターターにはは黒皮がついているものが多くあります、この黒皮がついたままだと火花が散りにくいので、あらかじめ削る刃物部分(ストライカー)で下地の銀色が出てくるまで削っておきましょう
①火口にマグネシウムを削り落とす
まず火種となるものの上に、マグネシウムを削り落とします
削る刃物部分はストライカーと呼び、ギザギザしている箇所でマグネシウム粉末を作りましょう
この時マグネシウムの粉は1ヶ所にまとめておく方が着火しやすくなります
*ポイントは多めにマグネシウムの粉末をつくっておくことです
少量のマグネシウムで火をつけたい場合はティッシュを火口にします
②ストライカーとマグネシウムを擦って火花を出す
ファイヤースターターはこすりつけた摩擦で金属の一部を削り、その時に生じる摩擦熱によって発火させる着火具です
摩擦熱ですので、火打ち石の様に叩くよりこすりつけた方が発熱効果が高くなります
まずストライカーは出来るだけ同じ位置で固定して、マグネシウム棒本体をストライカーのギザギザではない部分に当て、手前に引いて火花を散らします
※この時、ワンアクションで決めようとせずに上下にノコギリを引くように何度も擦ると上手く火花を飛ばしやすいです
火花がとびますので、それを最初に削り落としたマグネシウム粉に飛ばします
*着火させる対象の火口が湿っていると、火をおこすのはかなり困難になりますのでしっかりと乾燥しているものを使用しましょう
アルコールバーナーへの着火時はマグネシウム粉末をつくらず、アルコールバーナーに直接火花を散らします
アルコールバーナーへの着火の場合は、バーナーの転倒など危険が伴いますのでストライカーの位置が極力動かないようにしっかりと手を固定しマグネシウム棒本体を手前に引くようにしましょう
③火を大きくする
マグネシウムが作る火花はかなり強力ですので火を移し取るのは燃えやすい物なら何でもOKです
火口に点火すればあとは火がつきやすい小枝などの小さなものから、大きなものへと順に火を移してゆきます
しっかりと練習を!
初めてファイヤースターターを使うという方は、いきなり発火させるのは相当難しいと思います
手に入れたらキャンプ本番までに、落ち着いた環境でしっかりと練習しておきましょう
ヘリノックス チェアワンとグラウンドチェアを比較してみた
ヘリノックスチェアの特徴
アウトドアチェアを選ぶ際、あなたは携帯性を重視して軽量・コンパクトなものを選びますか?それとも快適性を重視して座り心地の良いものを選びますか?
チェア選びの上で「座り心地はいいのだけどサイズも重量も大きくて車でないと運べない」、「コンパクトでいいのだけど腰掛け程度にしか使えない」等、キャンプスタイルに合わせてどちらかを犠牲にしなければならなかったはずです。
実際この正反対の性質をもちあわせたアウトドアチェアはそれまでほとんど存在しませんてした。
しかし、これを見事に両立させ、その絶妙なバランスを実現したのがヘリノックスなのです。
ヘリノックス[Helinox]
1988年に創業したアウトドア用の合金加工のリーディング・カンパニーDAC社が、技術やデザインを生かして立ち上げた人気ブランド
発売当初から人気はすぐに高まり、いまやキャンパーの間では常識とまでなっているその実績から携帯性・快適性ともに相当高い品質であることを伺い知ることができます。
チェアワン と グラウンドチェアについて
そんなヘリノックス・チェアには様々なタイプがあるのですが、その中でも人気を2分するのが、最もスタンダードなモデルのチェアワンと、最も座面が低いロータイプモデルのグラウンドチェアです
[ヘリノックス チェアワン]
[ヘリノックス グラウンドチェア]
ヘリノックス・チェアに辿り着いたものの、どちらのタイプを選んだらいいのか悩む方も多いはずです。
ここからは両タイプの長所や短所も含めて、それぞれの特徴を徹底的に比較していきたいと思います。
組み立て方について
先に共通する特徴として2タイプ共組み立ての簡易性が高い点が挙げられます
フレームには分割式の超軽量アルミニウムポールが採用されていて、ポールには全て中にショックコードが通っています
その為、説明書を見なくともポールを差す場所を間違えることがありませんし、ショックコードに引っ張られて、ポールがジョイントに勝手に吸い込まれていくような感覚で組み立てることが出来ます
後は座面となるシートのコーナー部分をポールにはめ込んでいくのですが、座面にはテンションがかかるので、対角線上にはめ込んでいくとあまり力もいらず作業しやすくなります。
座面シートのコーナー部分は、補強され破れにくくなっていて、細部に至るまでのこだわりを感じます。
両タイプともに組み立てにかかる時間は1〜2分程度と、とても簡易に組み立てることが出来ます
スペックの比較
まずチェアワンのスペックは次の通り
重量:890g
サイズ:W520×D500×H660mm
収納時:W350×D100×H120mm
座面高:34cm
耐加重:145kg
次にグラウンドチェアのスペックです
重量:615g(▲275g)
サイズ:W520×D440×H500(▲160)mm
収納時/W300×D110×H110mm
座面高:22cm(▲11cm)
耐加重:120kg(▲25kg)
※スペックのうち、赤字がチェアワンとの相違箇所、カッコ内が目立つ差異、太字が特に目立つ相違箇所です。
全体的にグラウンドチェアがコンパクトに設定されていることがわかります。
共に1kg以下と非常に軽量で、片手でも持って運ぶことのできる重量ですが、登山等でトコトン軽量化にこだわるのであれば、この重量感での300g近くの違いは大きいのかもしれません。
次に、耐加重についてはチェアワンに分がありますが、どちらもその華奢なフレームからは想像もつかない120kgオーバーの高耐加重、通常使用ではまず問題のない数値といえます。
最も大きな違いはやっぱり座高面です、11cmの違いは座り心地にかなり影響を与えます、座り心地(快適性)については後ほど詳しく紹介していきます。
安定性の比較
安定性について2タイプには大きな違いがあります。
地面に対してチェアワンが「点」として当たるのに対し、グラウンドチェアはフレームの組み方が接地面もポールで連結されているため「線」として当たります(※固い平面でこの椅子を使う場合、地面と接するのはジョイントのプラスチック部のみです)
このため、地面の状態によってそれぞれの安定感は異なってきます。
チェアワンが特に苦手とするのは柔らかい地面や砂地で、状態によっては沈み込んでしまう事もあります。
アクセサリーとして脚先に取り付けるキャップ(ヘリノックス ボールフィート)やチェアの下に取り付け可能なグラウンドシートがありますが、当然コストアップにつながりますし、携帯する荷物の量が少量とは言え増えてしまいます。
[ボールフィート]
[グラウンドシート]
次にグラウンドチェアの苦手とするのは石や岩などで凹凸のある場所です、こういった場所での使用では整地等の作業が必要となってしまいます。
また、同一条件の平地で2タイプのチェアを使用した場合、チェアワンはグラウンドチェアと比べると横の力に弱く、体勢によっては、若干横にぐらついてしまう事もあるようです。
以上から本体のみで見ると、グラウンドチェアの方が安定性では優れているのではないかなと感じます。
作業性の比較
何かと作業の多いキャンプですが、座った状態での作業性について比較してみます。
まずチェアワンについて、背もたれ部分に背を預けた通常の座り方から前のめりに体勢を変えていくと、吊り下げ式のシートがお尻を包み込んだまま、体の重心に合わせてホールド感がついてくるような感じがあり不安定さが全くありません
かなり前かがみになっても動きを受け止める柔らかさが有り安定したままなので作業性は高いと言えます。
次にグラウンドチェアですが、着座時は地面から10cm程度と座面がかなり低く、さらにその状態で足を伸ばしてゆったりとくつろぐ為、深めのシート設計になっています。
座面が硬めで体重をかけても必要以上に沈み込み過ぎることはありませんので、体を起こしにくいと言う訳でもありませんが、作業性の面で言えば、やはりチェアワンに劣ります。
出典:Helinox Ground Chair - TRAIL HIKING AUSTRALIA
快適性の比較
どちらのタイプも吊り下げ式シートで、ハンモックのようにつつみこまれる感覚
背もたれ部分はあまり高くありませんがしっかり背を預けることが出来て快適な座り心地です。
グラウンドチェアはこの座り心地に、その座面の低さから脚を投げ出す楽さが加わりますが、その反面、人によっては地面に手をつかないと立ち上がれない程の立ち上がりにくさがあります。
頻繁に立ち上がったり座ったりせずに、とにかくのんびりと過ごすスタイルの方にはグラウンドチェアがおすすめです。
また座面の生地はリップストップナイロンとメッシュ生地(タイプによりメッシュの位置が異なります)なので放熱性が高く、暑い季節にも快適に使用する事ができます。
気温の低い季節にはアクセサリーとしてシートウォーマー(チェアのシートに装着し、保温力を高めるダウン中綿入りのカバー)もラインナップされています。
[シートウォーマー]
出典:Helinox(ヘリノックス)|アウトドアライン公式ブランドサイト by モンベル
収納袋(スタッフバッグ)について
2タイプとも収納方法は同じで、生地を畳み、ポールを真ん中において包みこむだけと簡単なのですが、これを収納するスタッフバッグには違いがあります。
まずチェアワンのスタッフバッグは、収納サイズが350×100×120mmとなっています、取り出し口がファスナーになっていて、サイドが全開閉できるようになっているので、取り出し・収納が行いやすく、格好の良いデザインになっています
[チェアワン スタッフバッグ]
また、両サイドについてある耳をポールに通しておく事で小物入れとしても使用すことができます。
次にグラウンドチェアのスタッフバッグですが、収納サイズは300×110×110mmとなっていて、チェアワンのものよりも高さが無くて、横が若干太めのつくりになっています。
少し余裕のある袋の大きさになっていますので収納はしやすいのですが、取り出し口は巾着型でデザイン的にはチェアワンと比べると極普通といえます
[グラウンドチェア スタッフバッグ]
まとめ
以上、チェアワンとグラウンドチェアを比較してみました。
安定性ではグラウンドチェア、作業性ではチェアワン優位、快適性はともに一日中でも座っていられる程の座り心地ですので、スタイルによるといった感じです
薪を割って火をおこしたり、料理をしたりと色々な作業を楽しみたい方には作業性の高いチェアワン。
自然のなかで本を読んだりコーヒー淹れたり、とにかくのんびりと過ごすキャンプの好きな方ならグラウンドチェアがおすすめだと思います。
キャンプのスタイル、使用する場所、使用する人の体型や体格、もちろん見た目の好みによってあなたにぴったりのチェアを選びましょう。
スノーピーク リトルランプ ノクターン の魅力に癒されよう
Snowpeak リトルランプ ノクターン
スノーピークのリトルランプノクターン GL-140は、シンプルな造詣の小さなガスランタンです
優しくゆらぐ炎は小さな光ですが、醸し出す雰囲気は心地よく、テーブルの上を充分に照らしてくれる実用的な光量です
心地よく聞こえてくる燃焼音と炎のゆらぎはアナログゆえの味わいで、とても贅沢な時間と癒しを与えてくれます
出典:スノーピーク * snowpeak | アウトドア ライフスタイル クリエイター
Snowpeak リトルランプ ノクターン の特徴
落ち着いたデザインのリトルランプ ノクターンは2016年度のグッドデザイン賞も受賞しました
通常のガスランタンのようなマントルが無く空焼きや面倒なメンテナンスがほとんど不要、運用の手軽さがあります、また消耗品も少ない為ランニングコストも抑えられます
通常のランタンよりかなり小振りなため絶対的な光量は落ちますが、その光量はある程度調節も可能、熱効率も非常に良くガスの消費量は、1時間にたったの7gとスノーピーク製品の中でもコストパフォーマンスが優れています
製品サイズは42×40×105(h)mm、収納サイズは、51×47×112(h)mmと非常にコンパクト、アルミニウム製なので重量はたったの102gと軽量で、持ち運びは全く苦になりません
出典:Snow peak Little Lamp Nocturne / スノーピーク リトルランプ ノクターン : thp_blog
またランタン本体の価格も税別3,500円と、とても購入しやすい価格設定となっていて、価格と機能のバランスが非常に良い製品といえます
Snowpeak リトルランプ ノクターン の操作手順
通常のランタンに比べかなり小振りですので、110タイプのOD缶が本体のデザインを壊さず相性が良いと思います
*ちなみに各タイプのガス缶毎の使用可能時間は以下の通りです(snowpeak型番)
GP-110G/S 15時間
GP-250G/S 35時間
GP-500G/S 71時間
ガスカートリッジの種類を問わずガスの消費量は上述の通り1時間に7gです
①OD缶に本体を取り付けます、この時、OD缶と製品の締込みが不十分であると、十分にガスが噴出せず炎が大きくならない事がありますので確実に締込みを行ってください
②本体下部の横に出た長めのワイヤー状の器具栓ツマミを開き、ガラス筒内にガスを放出させます
本体下部に点火口が設けられていますので、器具栓ツマミを開いたと同時にここからライターなどで点火します
点火口は斜めにカットされていて、ガラス筒の中に火が届くようになっているのですが、穴が小さめなので直進性の強いバーナーでは、火が届かず点火し難いようです
出典:スノーピーク * snowpeak | アウトドア ライフスタイル クリエイター
③火がついたら、ガラス筒下部にある火力調整ダイヤル(リング形状)を回すことにより、炎の大きさ・光量を適正サイズに調整することができます
*リトルランプ ノクターンの炎の大きさにはある程度個体差があるようです、バーナーヘッドを取り外しての調整方法もあるようですが、個人での分解等はメーカーの保証を受けられなくなる事もありますので注意して下さい
使用後の消火方法は、器具栓ツマミを閉めてガスを止めるだけです
出典:スノーピーク * snowpeak | アウトドア ライフスタイル クリエイター
以上、スノーピーク リトルランプ ノクターンについて、その魅力と使用方法をお伝えしてきましたが、発売から一年近く経過した今でも人気のため品切れにより入手が難しいようです
※2016.11.30に リトルランプノクターン 2016年限定モデルが発売されましたがこちらも即完売の様子です
2016年限定モデルは、本体パーツの色が黒のアルマイト仕様、ガラスホヤに「雪の結晶」の模様が施されています
シュラフ(寝袋)の選び方徹底ガイド
快適な睡眠により疲れがしっかりととれて、夜眠るのが楽しみになるようなシュラフに出会えるかどうかは、そのキャンプが成功するか否かにかかわるほどの重要な分岐点になります
「重たい・かさばる・暑すぎる・寒すぎる・身体が痛い・つらい・眠れない」
こんなことになってしまえばキャンプそのものに嫌気がさしてしまいかねません
季節、用途、そしてあなた自身にあったシュラフ選びの参考にして下さい
いつ・どこで・だれが?
どの季節にどんな場所で使用するのか?自分はどのような体格をしているのか?
先ずは使用する環境を考えます
使用場所の最低気温は?
最低気温がいったい何度の状況で使用するのかを知っておくとシュラフを選ぶ際の目安となります
注意すべきは、普段過ごしている家の中と同じ感覚で気温を考えてしまう事です、キャンプではテント内であっても外気温がそのまま睡眠時の周囲温度となり、天候によっても状況は大きく変わり得るということを心得ておきましょう
「思っていた以上に寒く眠れなかった」といった失敗例は多く、使用する環境での最低気温はできる限り明確にしておくべきポイントです
限界使用温度とは
ここで「限界使用温度」という指標を参考にします
限界使用温度とは「寒さは感じるけれど使用はできない事もないですよ」という温度のことです
(メーカーにより「使用可能限界温度」や「最低使用温度」などと表記は異なりますが、おおむね同じ意味合いです、中には男性と女性向けでそれぞれの適応温度などを示しているものもあります)
ただし、メーカーが公開している限界使用温度は、シュラフがベストの状況で算出した値だと考えておきましょう
実際には、劣化や収納による中綿の圧縮等でメーカー表示通りの保温能力は無いと考えておいた方が無難です
また、温度の感じ方にも当然個人差がありますので、適応温度には5℃程度の余裕を見て、あくまでも目安として検討した方が良いでしょう
快適さを求めるとなれば、更に余裕を見ておいた方が良いかもしれません
参考に各季節毎の最低気温目安は、夏用:5~10℃、冬用:-5℃以下、3シーズン(春夏秋)用:-5℃~5℃位ですが、もちろん地域や高度により異なります
使用する季節は?
購入前に商品を眺めていると、どうしてもシュラフの中に入って、しっかりとジッパーを閉めて使用しているイメージをしてしまいます
例えば真夏だけに使用するのであれば、それ程温度を気にしなくても薄手のシュラフで十分機能しますので「冬用や3シーズン用のシュラフなんて暑そう」と購入対象から外してしまいがちになります
かといって各季節毎にそれぞれ別のシュラフを購入する必要はありません
もちろんジッパーを全部閉めて、完全に寝袋にくるまって眠ると暑いです、でも状況にあわせてシュラフの使い方を変えれば真夏であっても、冬用や3シーズン用のシュラフでも快適に使うことが出来ます
気温が高ければ下に広げて敷く、布団のように体にかける、ジッパーを全開にしたままシュラフに入る
気温が低くければ首周りの紐まで閉める、レインウェアなど衣類を着用したままシュラフに入る等で調整が可能です
必ずしも中に入ってジッパーを全閉にして使用しなければいけないという決まりはありません
寝心地を考える
寝心地に関係してくるのがシュラフのサイズと形状、そして使用している中綿の材質です
まず自分の体格に対してシュラフが小さいようでは快適に眠れるとは思えませんので、多少大きめのサイズを選んでおいた方がいいでしょう
次に形状ですが、シュラフには布団のような封筒型と頭から足の先まですっぽり包まれるマミー型があります
夏期のみしかキャンプをしないという方ならば、使用感が布団に近く圧迫感のすくない封筒型の方がゆったりと眠れてよいかもしれません、しかし肩口部分が大きく開いている為、保温性が低めですので使用できる期間は限られてきます
また重い・収納サイズが大きいなど持ち運びに不便な面もありますので使用できる場所も限られてしまいます
(封筒型にはシュラフ同士を連結させるタイプのものもあり、家族みんなで寝ることが出来るといったメリットもあります)
通年使用する、移動手段の積載量が限られている等の場合は、寝心地の面からみると、封筒型と比べて多少の圧迫感はありますが、まずマミー型を選んでおいた方が無難です
材質で寝心地は変わる
シュラフの中綿に使われているのは大きく分けて、空気を含み保温性の高いダウンと、手入れがとてもしやすい化学繊維の2種類に分けられます
単純に寝心地の面からみれば、ダウンは多くの空気を含みますので、化学繊維とくらべて軽く、ふかふか感があり寝心地が良いといえます
ここでダウン素材のデメリットを先に挙げておきますと、水濡れに弱く濡れてしまうと膨らみません、保管時にある程度ダウンを膨らませておく必要がある、洗濯には専用の洗剤が必要となる、保管状態が悪いとカビが発生するなど取り扱い面で慎重さが必要になります
そしてもう一点、やはり高級素材ですので化学繊維に比べて値段が約2倍近くしてしまいます
資金に余裕があり、取り扱いに注意できるのであればやはり、寝心地の良さ、保温性の良さ、軽量・コンパクトに収納できるダウンがお勧めだとは思います
ダウン素材を中綿に使用しているシュラフにはFP(フィルパワー)といわれる指標の表記がしてあります
FPとは一定の温度、湿度の条件下で1オンスのダウンが何立法インチに復元するかを測定し数値で表したものです
数値が高いほど空気をよく含むため、軽く保温性が高くなり、数値の600以上のものが上質、700~800のものが最も高機能である事を示します(製造した国により測定の仕方が異なるようです)
対して、化学繊維はダウンに比べて約2倍の重さ、約1.5倍以上の大きさになる製品が多く、携帯性が悪いといったデメリットがあります
積載量にあまり制限がないのであれば洗濯もできて取り扱いが容易、比較的安価な化繊シュラフもありだと思います
シュラフ生地にも注目
身体に直接あたるシュラフ内側の生地として多くの製品ではポリエステルを用いていますが、綿などの肌触りの良い素材を使用しているものもありますので確認してみましょう
使い心地も考える
シュラフ選びの上でジッパーの位置も意外と大切なポイントです
シュラフにはジッパーが真ん中にあるフロントジッパーと、ジッパーが左右のどちらかにあるサイドジッパーがあり、どちらかといえばサイドジッパーの方が開閉が行いやすいように感じます
自分の利き腕側にジッパーのある方が開閉しやすいのか?それとも反対側にある方がいいのか?かなり使い勝手に影響しますのでよく考えて選びましょう
*シュラフのトラブルで一番多いのはこのジッパー部分です、修理に出せばそれなりの費用もかかつてしまいます、こまめに潤滑油等で手入れしておきましょう
収納サイズを考える
ソロキャンプにおいて、もしくはバイクや自転車など移動手段での積載量が限られている場合には、寝心地と同時に検討しなければならないのが携帯性です
シュラフ収納時のサイズがいかに軽量でコンパクトであるかがとても重要なポイントとなります
携帯性に重点を置いて選ぶ場合、形状としては封筒型よりもコンパクトに収納の可能なマミー型を、中綿素材としては化学繊維よりも圧縮性が高く軽いダウンを選ぶことになる(選ばざるを得ない)と思いますので、あらかじめ収納サイズの許容範囲を頭に入れておきましょう
メーカーによっては上図のように目的別に解りやすくまとめたカタログ等も作成してくれています、購入を希望するメーカーがあれば、HP等で調べて参考にしましょう
シュラフに入る服装は?
あなたのキャンプスタイルにあったシュラフは見つかりそうですか?
もし理想的なシュラフが見つかったとしても、自然が相手のキャンプでは思わぬ事態がおきてしまうこともあります
気温が予想外に下回ることなどはしばしば、この時もしも使用しているシュラフの適応温度よりも外気温が低下してしまったら?きっと寒くて睡眠どころではなくなってしまいます
こんな事態に備えて特に寒暖差の大きな春、秋、冬にテントでシュラフを使用する場合は、必ず防寒着を用意しておきましょう
軽量で通気性が高いフリースや軽量でコンパクトに収納できるダウンの上着・パンツ・靴下があれば足先まで保温でき朝まで暖かく眠ることができるはずです
また服装以外にも保温効果を高めてくれるアイテムとして、シュラフの中に入れて毛布代わりに使用しできるシュラフシーツがあります
シュラフシーツは薄いつくりなのにかなり暖かく、吸湿性もあり汗による不快感も減少してくれて、その上収納時も非常に軽量コンパクトな便利アイテムです
マットの準備も忘れずに
シュラフだけでは地面からの冷気や凹凸を完全に防ぐ事ができません、その為シュラフマットの準備も必須となります
シュラフマットも種類によって性能や収納に違いがありますのでこちらもよく調べておきましょう
あなたのスタイルに合ったシュラフがみつかり、キャンプが快適なものになればいいですね
絶対に使いたい! ソロストーブ の魅力
数多くのキャンパーが魅了され高い人気を誇るアメリカの SOLO STOVE 社のソロストーブ、その人気の理由を徹底的に探ります。
ここでは最小サイズの「ソロストーブライト」について紹介していきます。
デザイン性が高い
まずはとにかく見た目が格好いい、ステンレスで出来た本体はしっかりと作られていて、ちょっとやそっとのことでは壊れそうにもない頑丈なシルエット、シンプルなのに高級感溢れるデザインは眺めているだけでも楽しめる程に洗練されています。
繰り返し使用するうちにつく焼き色も味わい深かく、ながく使い込みたいと思わせてくれるウッドストーブです。
コンパクトで高品質
パーツは燃焼部本体と五徳部分の2つのみで構成されていて組み立ては簡単、本体に五徳を乗せるだけで完成します。
材質は熱に強く錆びにくい丈夫なステンレス製、非常に燃焼効率の良い二重構造となっています(構造については後述します)
また強度の必要な底部や外壁、内部のファイヤーボックス、ゴトクの円形部は、溶接ではなくワンピース工法とよばれる1枚の材料から成型するつなぎ目のない工法を採用していて、繋ぎ目からの劣化を防ぐ高品質なつくりになっています。
また、ワンピース構造ですので折りたたみ収納とはいかないものの、そのサイズは十分コンパクトに設計されています。
[製品寸法]
高さ:収納時10cm、使用時14.5cm
直径:10.8cm
重量:約255g
クッカー(ポット900)にもスタッキングでき、持ち運びやすいサイズです。
安全性が高く常備できる
ウッドストーブ全般にも言えることなのですが、ガスやガソリンを燃料とするバーナーは、危険なので高温になる車内等にはなかなか常備しておくこはできません、しかし燃料が小枝や薪で強力な火力の得られるソロストーブであれば安心して常備しておくことができるのです。
景色の良い場所がみつかれば、いつだって何処だって気軽に熱いコーヒーを楽しむことができる、想像するだけでもワクワクしてしまいます。
この安全性の高さとお手軽さも1つの魅力といえます。
燃料は自然素材で十分
ソロストーブは自然にある木の枝や皮、木の実などだけで十分な火力を得ることができます。
燃焼効率が高く、とにかく薪がよく燃えるので、こまめに小枝等を追加する必要があるのですが、燃料として投入したドングリや松葉などの木の香りがとても心地よく、次はどこにどのくらいの大きさの薪を投入すれば理想的な火力を得られるかなどと考えながら火を操ることは、キャンプにおいて大きな愉しみの一つともいえます。
ゴトクの前面に径の1/5くらいの隙間があるので、クッカーを度々動かさなくても小枝や薪などの燃料を追加投入する事ができます。
小枝をいれすぎてしまうと火力が強すぎて、火が横から立ち上がってしまう事もありますので、3~5本程度で様子を見ながら投入していきましょう。
焚き付けには松ぼっくりや松葉、なければ新聞紙等を使い、火が着いたら直ぐに小枝を2、3本入れ火を移していきます
着火性はかなりよいので、火を起こしはじめて2〜3分後には炎の勢いが驚く程強まっています。
ウッドストーブを使用するとクッカーに煤(すす)が多く付着してしまいます。
これは空気の供給量の不足や、燃料となる小枝などの湿りが原因となり、発生を完全に防ぐのはなかなか難しそうです。
しかし、ソロストーブの特徴ともいえる「二次燃焼」により十分に炎が上がった後、煙が消えたのを確認してからクッカーを乗せる事である程度の煤を抑える事は出来るようです。
それではこの「二次燃焼」とはいったい何なのでしょうか?
二次燃焼が生む高火力
最大の魅力は、そのコンパクトな風貌に見合わない強力な火力、薪がとにかくよく燃えるということに尽きます。
1リットル位の水であれば10分も待たずに沸かしてしまう程の高火力を生み出す秘密こそが「二次燃焼」にあります。
まず燃料である木そのものが燃える事を「一次燃焼」と言います。
この一次燃焼により上がる煙には炭素や可燃性ガスなどが多く含まれており、これらの可燃要素が燃える事を二次燃焼といいます。
この一次燃焼と二次燃焼が同時に起きているので、非常に強い火力を生み出すことができるのです。
燃焼効率の高い構造
この二次燃焼を生み出す構造はとてもシンプルなものです。
まず底部の通気口から空気が流入し一部は薪の燃焼に供給されます。
一部は二重構造となっている外筒と内筒の間を通って上昇する間に、薪の炎に温められて高温になります。
やがてチムニー効果で上昇気流を生みだし、底部の通気口から新たな空気が吸い込まれ薪はさらに勢いを増して燃えはじめます。
燃えている薪の煙に含まれる可燃ガス等に、上部の通気口から流入する高温になった空気が吹き付けられ二次燃焼を起こします。
使う場所を選ばない
燃焼室の底にはニクロムワイヤーが網状に張られ、灰のみが下へ落ちるようになっています。
本体底部に穴が無く受け皿があるため灰や燃料の小枝等がフィールドへこぼれ落ちることはありません。
※ただし、3時間程で灰がたまり新しい空気が入らなくなり燃焼しなくなってしまいますので灰の取り出し作業が必要です。
また底面、側面に空気層があるので外に熱が伝わりにくくテーブルの上や草の上でも使用する事ができるのも魅力的。
ちょっと火を眺めて雰囲気を楽しみたいときにぴったりです。
後片付けも簡単
二次燃焼の火力で薪は完全に燃焼してしまい、残る灰は極わずかで持ち帰っても全く苦になりません。
さらに、燃焼後は本体の熱低下も早く、後片付けも迅速にとりかかれます。
雰囲気を高めてくれるギア
もちろんガスやガソリンストーブに比べるとソロストーブの扱いは、薪を集めたり、火力の調整をしたりと多少の手間はかかります。
ですが、薪がパチパチと静かに燃える音、燃える木の匂い、テーブルの上に置き炎を眺めながら飲むお酒、ひいては火が消えないように燃料をくべ続ける行為自体もキャンプの質を何倍にも上げ雰囲気を最高に高めてくれます。
調理用のバーナーとして、すこし小さめの焚き火台として、とにかく使いたい!と思わせてくれるアイテムだと思います
ここで動画を紹介しておきますね、様々なシーンで使用する、見ていてワクワクする内容になっています。
サイズ展開
これまで紹介したソロストーブライト[高さ14.5cm、直径10.8cm、重さ255g]以外にも、一回り大きく、約1リットルの水を4〜6分で沸かすことができるタイタン[高さ20cm、直径13cm、重さ467g]や最も大きなファミリー向けサイズで、約1リットルの水を2〜4分で沸かすことが可能なキャンプファイヤー[高さ23.5cm、直径17.8cm、重さ998g]があります。
大きいタイプはそれなりに重量もありサイズもかさばりますが、クッカーを安定して置けるので調理に適しています
また、ある程度大きめの薪も使えるので燃料調達がしやすくなる等の利点があります。
キャンプシーンによって使いやすいものを選びましょう。
Solo Stove Bonfire(バンファイヤー) 焚き火台
ソロストーブの海外ラインナップには、バンファイヤーと言う焚き火専用のビッグサイズがあります。
250ドル前後と高価ですが、スタイリッシュな見た目と二次燃焼による高燃焼力、低煙はやっぱり魅力的です。
アクセサリ:ソロアルコールバーナーについて
アクセサリとしてソロストーブにスタッキングできるサイズのアルコールバーナーがあります。
外蓋には取っ手が付いていて、開閉による火力調整がしやすくなっています。
内蓋にはOリングが装着されていて、使用後に残ったアルコール燃料を入れたままにしていても溢れる心配はありません
トーチ等で点火後、外蓋の開閉で火力調節をするだけの簡単な操作でアルコールランプの域をはるかに超える高い火力を維持することができます。
ソロストーブを風防兼ゴトクとして使用した場合には、さらに火力が増します。
補佐熱源として持っておくだけでもかなり心強いと思います。
参考:こちらでソロアルコールバーナーについて詳しく紹介しています。
*使用写真
熱・キズ・汚れに強い「焚き火テーブル」徹底解説
ユニフレーム(UNIFLAME)の焚き火テーブルは、多くのベテランキャンパーから絶大な人気を博しているサイドテーブルです
*とにかく熱に強い
焚き火テーブルの魅力は焚き火で調理したダッチオーブンやケトルなどをそのまま直接テーブルにおけるということ
ステンレス製の天板なので熱に強く安心して熱した鍋などを直接置くことができます
*テーブルの端にダッチオーブンのような重い物を置くと転倒してしまう事もあるようですので扱いに注意してください
*キズや汚れにも強い
また焚き火のそばでも使用でき、サイズ感もばっちり、天板のステンレスにエンボス加工を施しているので汚れや傷にも強く気兼ねなく使い込めるのも魅力です
汚れてもさっと拭き取れることができ、ひどい汚れの場合でも洗剤で磨けばきれいになります
*コーヒー等のシミはなるべく早く拭き取らないと、乾いてしまうととれにくくなるようです
*シンプルなのに高耐荷重
耐過重は約50kgもあるので、調理テーブル、調理の補助テーブルとしても使い勝手が抜群、何台も所有しているキャンパーさんも見かけます
そしてユニフレームの商品全般に言えることですが、金属部分の加工は流石で、ガタが出ても良さそうな設計なのですが全くがたつきがありません
また、作りがとてもしっかりしているので、複数台並べてもまるで一つのテーブルのように、面が綺麗に並べられます
[製品スペック]
使用時:約55×35×高さ37cm
収納時:約55×35×厚さ2.5cm
重量:約2.3kg
材質:天板/ステンレス鋼(特殊エンボス加工)、サイド部/天然木、スタンド部/ステンレスパイプ
耐荷重:約50kg
*どんなチェアも相性抜群
焚き火テーブルの使用時高さは37cm、この高さがロースタイルキャンプにもマッチしていて、特にローチェアとの相性がとてもよく、さらにどんなサイズのチェアとでもしっくりとくる絶妙な高さなのです
*持ち運びも楽々
持ち運びの手軽さも特徴で、焚き火テーブルの脚は天板裏側に収納できるようになっています
収納時の厚みはたったの2.5cmとかなりスリムです
組み立ては脚を取り出して広げ、天板にセットしたら天板付属の金具でロックするだけ、組み立て、撤収も超短時間で完了します
収納ケースとしては、ユニフレームのLTトートやWild-1の収納袋を流用している方が多いようです
*使い心地抜群のテーブル
頑丈でコンパクト、見た目もサイド部分の木部が上質感を醸し出していておしゃれ、とにかく愛用者が多く他キャンパーの方と被りやすいですが使い心地の抜群なテーブルです!是非お試し下さい
*使用写真